まずは大まかな場所から行きましょう!日本との位置関係です。 ご存知「中東」と呼ばれるエリアです。イランとイラクは隣同士なんですね! アフガニスタン、パキスタンに隣接している方がイラン(音で) そうじゃない方がイラクと覚えておくと覚えやすいです。 さらに拡大したのがこちら! まず面積の違いに目が行きますね! イラクの首都は「バグダッド」、イランの首都は「テヘラン」です。 ニュースなどでよく目にする名 … イラン・イラク戦争についてわかりやすく解説していきます。現在の国際情勢を理解する上でも重要な出来事の原因などを理解しておきましょう。今日の世界では、中東地域ほど対立や戦闘が多い地域はありません。中東に関する爆撃やテロ攻撃、そして不安定な情勢 現在JavaScriptが無効になっています。Yahoo!ニュースのすべての機能を利用するためには、JavaScriptの設定を有効にしてください。JavaScriptの設定を変更する方法はこちら。, 米軍の爆撃に抗議するナジャフ住民(2019.12.30)(写真:ロイター/アフロ), 新年から不吉で申し訳ないが、一時は衰退したと思われていたイスラーム国(IS)が今年、息を吹き返す恐れが大きい。アメリカとイランの対立の激化は、これを後押しするとみられる。, アメリカとイランの対立はペルシャ湾だけが舞台ではない。なかでもイラクをめぐる両国の争いは、ISの復調を促す一因になりかねない。, ISはイラクですでに勢力を回復し始めているのだが、その前にまず最近のイラク情勢をみていこう。, 2019年の暮れ、12月31日にアメリカ軍はイラクの武装組織「神の党旅団」(カタイブ・ヒズボラ)を攻撃。25人以上の死者を出した。神の党旅団はイランに支援される、イラクのシーア派武装組織の一つだ。, アメリカ政府はこの攻撃を、12月27日にイラク北部キルクークにあるアメリカ軍施設がロケット砲で攻撃されたことへの報復と説明している。, しかし、後で触れるように、神の党旅団は決して反政府勢力ではなく、むしろイラク政府を支える立場にある。, そのため、アメリカ軍による攻撃はイラクの反米感情に火をつけ、首都バグダードではデモ隊がアメリカ大使館に押し寄せた。これに対して、トランプ大統領は抗議活動がイランの策謀と断定し、大使館員に危害が加えられたりした場合、「イランは大きな代償を払うことになる」と警告している。, ただし、問題の発端となったアメリカ軍施設への攻撃が神の党旅団によるものという証拠は明らかではない。, 2003年のイラク侵攻でフセイン政権を倒した後、アメリカは新生イラクの政府、軍の後ろ盾になった。その一方で、イラク人口の約6割はシーア派が占め、シーア派の中心地であるイランはイラクに大きな影響力をもつ。, イラクでは生活苦などを背景に2017年暮れ頃から反政府デモが各地で頻発。昨年10月には夜間外出禁止令が出された。, これまでのイラクでは、シーア派中心の政府にスンニ派住民が抗議するという構図が一般的だったが、インフレや失業の増加により、多くのシーア派住民もデモに参加するようになっている。, 反政府デモが広がるなか、2018年10月に就任したアブドル・マフディー首相は、シーア派出身だがスンニ派にも多くの人脈をもち、宗派間の架け橋になることが期待された。そのため、アメリカからも支援されている。, ところが、「宗派間の融和」は、これまで政府の中枢を握ってきたシーア派の既得権益層からすると、脅威でしかなかった。, イランから支援されたシーア派武装組織は、2014年にISが台頭した際、アメリカに訓練されたイラク軍がこれに手を焼くなか、ISの拠点制圧などで大きな戦果をあげた。その結果、シーア派武装組織は政府を支える立場にあると同時に、大きな政治的発言力をもつに至った。, 実際、神の党旅団などシーア派武装組織の連合体である人民動員隊は、要衝モスル奪還後、治安機関に編入されている。, こうしたシーア派武装組織にとっては、シーア派が権力を独占する体制こそが望ましい。そのため、人民動員隊はスンニ派住民が数多く含まれる反政府活動を、実弾を発砲するなどして取り締まりにあたってきたのである。, 政治の混迷が深まるなか、宗派間の架け橋になることを期待されていたアブドル・マフディー首相は昨年12月に辞任を表面。次期首相が決まるまで暫定的に首相ポストにとどまることになったが、もはや「死に体」に近い。, こうしてアメリカに支援されるイラク軍より、イランに近いシーア派武装組織の方が影響力を増している。, 冒頭で述べた、アメリカ軍による神の党旅団への攻撃は、このようなイラクをめぐるアメリカとイランの縄張り争いのなかで発生した。イランを封じ込めようとしているアメリカにとって、イラクでイランがこれ以上勢力を伸ばすのは無視できないのである。, とはいえ、アメリカ軍による攻撃は、むしろ逆効果に近い。アメリカ軍の攻撃を受け、イラク政府は「アメリカとの関係を見直す」と発表。イラク政府はこれまで以上にイランに接近しかねない情勢にある。, ISは一時の勢いを失い、イラクやシリアの重要拠点を次々と奪還されてきた。そのなかでアフリカや南アジアなどに移動するメンバーも増えている。, しかし、その一部はシリア国境に近いイラク北部の山岳地帯に潜み、この地で勢力を盛り返しつつあるといわれる。それを可能にしている一因は、イラクの混乱だ。, イラクの実権を掌握しつつあるシーア派武装組織と、これをけん制するアメリカやイラク軍の関心は、バグダードなど都市に集中していて、北部の山岳地帯にまで手が回らない。, イラクではこの他、少数民族クルド人の武装組織ペシュメルガもISと戦ってきた。しかし、ペシュメルガはクルド人居住地域の外での戦闘にはほとんど関わらない。, 【参考記事】なぜ今「クルド独立」か:対テロ戦争とIS台頭で加速した「国をもたない世界最大の少数民族」の挑戦, その結果、イラク北部の山岳地帯は事実上ISの縄張りになっている。この地には、ロシアのチェチェンなどから過激派が流入しているともいわれる。, ペシュメルガの幹部は英BBCのインタビューに対して、「ISは再建段階を過ぎた」と述べ、政情不安がISを利するもので、このままではISが以前にも増して勢力を大きくすると警鐘を鳴らしている。, これに加えて無視できないのは、アメリカとイランの対立が深まるほど、ISにとって新規メンバーをリクルートしやすくなることだ。, アメリカがイランに圧力を加えるほど、イラクのシーア派武装組織も反米で結束しやすくなる。しかし、政権を握るシーア派の宗派意識が強まるほど、スンニ派はさらに疎外感を味わうことになりかねない。, 2014年にISが台頭した時、イラクのスンニ派住民の間には、自発的にISに参加する動きが広がった。そこには、シーア派主導の政府による差別的な扱いへの不満と、宗派で共通するISへの期待があった。, 【参考記事】イラク軍のラマディ総攻撃が仮に成功してもイラクの安定が遠い理由―「人間の盾」か、「政府への盾」か, そのため、反米感情に突き動かされたシーア派がイラク政府における実権をこれまで以上に固めれば、スンニ派は排除されやすくなり、それは結果的にISがメンバーを集めやすくなる。, こうしてみた時、アメリカとイランの対立のエスカレートは、イランの核開発だけでなく、ISの息を吹き返すものという意味でも、世界の安全を脅かすものになりかねないといえるだろう。, 博士(国際関係)。横浜市立大学、明治学院大学、拓殖大学などで教鞭をとる。アフリカをメインフィールドに、国際情勢を幅広く調査・研究中。『21世紀の中東・アフリカ世界』(芦書房)、『世界の独裁者』(幻冬社)、『イスラム 敵の論理 味方の理由』(さくら舎)、『日本の「水」が危ない』(ベストセラーズ)など。, ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。, アメリカとイランの対立は、イランから支援されるシーア派が力をもつイラクでも激化している, 政治の混迷により、都市の治安対策が優先されるなか、イラク北部の山岳地帯ではISが勢力を盛り返している, さらに、アメリカとイランの勢力争いはイラクの宗派対立も激化させており、これはISにとってメンバーをリクルートしやすい環境を生む, 【スクープ!】コロナ第2波 英マンチェスターは12月1日ワクチン接種開始で準備(木村正人), 【プレーオフ】投手戦の決着は9回に トゥサンが代打のひと振りで先手を取る<韓国KBOリーグ>(室井昌也), 「シュプリーム」を「ザ・ノース・フェイス」や「ヴァンズ」の親会社が買収 創業者やチームは残留(松下久美), “トランプ氏ロス” の金正恩氏――自身を「悪党」「暴君」呼ばわりするバイデン氏に戦々恐々, バイデン大統領ほぼ確実 菅政権に追い風 アメリカの対日政策はどう変わる トランプ主義は残る, 「債券は売られた後、買い戻される」牛さん熊さんの本日の債券(引け後)2020年11月9日. ちなみにイランとイラクの違いは ... アメリカはイランとイラクの関係にとても大きな影響を与えている。 イランとイラクとアメリカの相関図で表すと、 イラクがイランとアメリカどちらにも. イラン=イラク戦争が起こると、イラン革命でアメリカ大使館員人質事件など被害を受けたアメリカ(カーター政権。 1981年から レーガン 政権)は、シーア派原理主義政権に敵対するイラクの サダム=フセイン 政権を支持し、大量の武器、資金の援助を行った。 アメリカとイランの対立はペルシャ湾だけが舞台ではない。なかでもイラクをめぐる両国の争いは、ISの復調を促す一因になりかねない。 ISはイラクですでに勢力を回復し始めているのだが、その前にまず最近のイラク情勢をみていこう。 2019年の暮れ、12月31日にアメリカ軍はイラクの武装組織「神の党旅団」(カタイブ・ヒズボラ)を攻撃。25人以上の死者を出した。神の党旅団はイランに支援される、イラクのシーア派武装組織の一つだ。 アメリカ政府はこの攻撃を、12月27日にイラク北部キルクー … 1月8日、イランはイラク国内の米軍基地をミサイルで攻撃。さらなる報復の連鎖と中東情勢の不安定化が懸念されています。 アメリカとイランはなぜ敵対しているのか。歴史的な経緯を簡単に振り返ってみます。 1:パフラヴィー2世がアメリカと接近